
INTERVIEW
#02
社員インタビュー
前向きな在宅生活を支えたい
S.SAKURAI
櫻井詩織
看護小規模多機能型居宅介護
副主任
以前は障害を持つ方の訪問介護をされていたという櫻井さん。現在は看護小規模多機能型居宅介護のケアスタッフとして働いています。そんな櫻井さんとケアメイトとの出会いについて伺ってみました。
認知症や高齢者の方に対する介護力をつけたいと思った
以前はALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を持った方々に対する訪問介護(重度訪問介護)をしていました。ずっとALSの方の訪問介護がメインだったので、あまり経験のなかった認知症や高齢者の方々の介護力もつけたいと思ったことが転職のきっかけでした。次は施設で働いてみたいと考えてはいたものの、訪問介護を経験していたからこそ在宅で生活を続けてもらうことの良さも感じていました。そんなときに、元々知り合いのケアメイトで働いている訪問看護の方から「面白いからちょっと見学してみない?」と紹介して頂いたことがケアメイトとの出会いです。
新たな職場を模索する中でケアメイトを紹介され、見学に行く事になった櫻井さん。ケアメイトの第一印象はどんなものだったのでしょう。
明るく温かい雰囲気の職場に惹かれた
いざ見学させて頂いたときに、皆さんが明るく挨拶して迎え入れてくれた雰囲気がとても温かく感じたのを覚えています。回らせて頂く中で印象的だったのが、保育園併設で子どもと高齢者の方がごく自然に関わり合っている姿でした。地域でのつながり合いや多世代共生という、目指すところがはっきりしている部分がとてもいいなと感じました。
説明を受ける中で、訪問と通いなどを組み合わせた看護小規模多機能型居宅介護という形を初めて聞いて。自分にとっては未知の分野だし、内容も面白そうだったのでチャレンジしてみようと思い、入社を決めました。
看護小規模多機能型居宅介護という形に出会い、足を踏み込むことを決めた櫻井さん。現在のお仕事についてどんなやりがいを感じているのでしょうか。

ご利用者さまの楽しそうな姿がやりがいにつながっている
今はご利用者さまのご自宅に訪問しての生活支援や、ご利用者さまに通いで来て頂いている間は身体介護、泊まりがあれば宿泊の対応をしたり…という感じで仕事をしています。ご利用者さまと一緒にご飯を作ったり、保育の方で節分のイベントがあるときは豆に見立てて新聞紙を丸めたり、近所に買い物に出かけたり…。その時々に合わせた活動をみんなでやるのがすごく楽しいです。もちろんご利用者さまは気が乗らなかったら無理にやらなくてもいいんです。「今日外出嫌だわ」という方がいたら「じゃあ私たちはお留守番して、みんなが帰ってきてからのおやつ準備をしておきましょう」とか、その方ごとのご意向に合わせて楽しく過ごせている姿を見るとやりがいを感じます。
ケアメイトで仕事をしていく中で「訪問と通いと泊まりを組み合わせた看護小規模多機能型居宅介護だからこその良さを感じる瞬間がある」と櫻井さんは話します。
前向きな在宅生活を叶えるきっかけに
認知症はあるけれども、一人暮らしをされているご利用者さまもいます。ある方はお家ではしっかりしている方なのですが電子レンジが使えないとか、時間の感覚があまりなくて日が落ちればすぐベッドに入っちゃうし、朝は細かい時間がわからないので、早起きの日と遅く起きてしまう日がバラバラで。一人暮らしで訪問介護だけだとしたら、あまり外出する機会もないと思うんです。その方は通いにすごく前向きな方で「散歩がてら来たのよ」と、清々しい顔でホームまで直接歩いて来られたりもするぐらいで。通いと訪問を組み合わせることで在宅生活を続けることが叶えられて、前向きに過ごせるというのは看護小規模多機能型居宅介護ならではの魅力だと思います。
生きがいを生む、人との交流
通いをされている方の中には、他のご利用者さまのお世話をしようとしてくださる方もいて、「あなたこっちおいでよ」と他のご利用者さまに積極的に声を掛けてくださるんです。みんなで料理をしたり、一緒に何かを作ったり、人と交流がご利用者さまの生きる楽しさにもつながっているんじゃないかな。
櫻井さんから見た、ケアメイトの魅力はどんなところにあるのでしょうか。
「自分のことばかりじゃない」ケアスタッフが揃っている
とにかく優しい方ばかりで、どのケアスタッフも「何か手伝おうか?」と声を掛けてくださるんです。私にだけではなく、常にお互いに声を掛け合っていて、迷った時も相談に乗ってくれますし、一緒に悩んでくれる。自分のことばかりじゃなく、周りを見られる方ばかりです。フロアの違う看護師や保育園の先生などの他職種のケアスタッフも、いつも仲良く雑談してくれますし、温かい方ばかりですね。

ケアメイトに入社して、認知症の方だからこその介護の難しさも感じるようになったという櫻井さん。そんな彼女の今後の展望を伺ってみました。
副主任として、もっとご利用者さまのために
認知症の方はどういうお気持ちでいるかわからない部分も多く、ご本人も口にできないこともあるので、一人ひとりのご利用者さまが何に困っているのかをもっと掘り下げてご希望を聞いたり、一緒にチャレンジしていきたいなと思いますね。今後は副主任として、フロアでケアスタッフに指示を出す役割が中心になると思うので、ご利用者さまがどんな風に過ごしているか、調子が悪そうな方はいないかなど、視野を広くしていきたいです。それから今ケアスタッフ同士での勉強会も行っているので、認知症の方に対する関わり方やスキルをみんなで一緒に向上していけたらいいなと思いますね。

【一日の流れ】
8:45 ミーティング
その日の予定などをケアスタッフで確認し合います。
9:00 送迎
ご利用者さまのご自宅へお迎えに行きます。
フロアに残った場合は通いされた方の受け入れをし、体調の確認や今日何をするかのご相談をします。
11:00 お昼ご飯づくり
ご利用者さまに提供するお昼ご飯を、ご利用者さまと一緒に作ります。
12:00 休憩
13:00 活動準備 (服薬介助、口腔ケア)
午後からご利用者さまとの活動の準備を行います。
14:00 レクリエーション
ご利用者さまと一緒に何かを作ったり、外出したり、日によって活動は様々です。
15:00 おやつ
ご利用者さまと一緒におやつタイムをとります。
16:00 送迎
帰宅するご利用者さまを車で送迎します。
17:00 夕食提供
施設内で夕食を食べるご利用者さまの食事介助などを行います。
ご利用者さまのご自宅に訪問し、夕食の準備などを行う場合もあります。
18:00 退社
【夜勤について】
お泊りのご利用者さまに対応するため、月に8回程度夜勤の日があります。(ケアスタッフ一人当たり月2〜4回程度)シフト制で行っているため、一人のケアスタッフが連続で夜勤を行うことはなく、夜勤の次の日はお休みになります。この働きやすさも嬉しいポイントです。